freee vs マネーフォワード|クラウド会計ソフト徹底比較
個人事業主やフリーランスにとって、会計処理は避けて通れない業務です。クラウド会計ソフトを導入すれば、煩雑な帳簿管理が格段に楽になります。
現在、市場で最も人気の高い2つのクラウド会計ソフトが「freee会計」と「マネーフォワードクラウド会計」です。どちらを選べばいいのか迷っている方も多いでしょう。
この記事では、料金・機能・使いやすさ・確定申告対応・サポートの5軸で両者を徹底比較します。あなたに最適なサービスを見つけるための判断材料をお届けします。
比較表:freee vs マネーフォワード
| 項目 | freee会計 | マネーフォワード ||
|—|—|—|
| 料金(年間) | 14,880円〜 | 12,936円〜 |
| 無料プラン | あり(機能制限) | あり(機能制限) |
| 自動仕訳 | 高精度 | 高精度 |
| 確定申告書作成 | 対応 | 対応 |
| スマホアプリ | あり | あり |
| サポート | チャット・電話 | チャット・メール |
| 銀行連携 | 2,500以上 | 3,600以上 |
| 初心者向け | ◎ | ○ |
freee会計の特徴とメリット・デメリット
freee会計とは
freee会計は、freee株式会社が提供するクラウド会計ソフトです。2012年のサービス開始以来、個人事業主やフリーランスを中心に支持を集めています。
2024年現在、ユーザー数は100万人を超えており、業界トップクラスのシェアを誇ります。
freee会計のメリット
1. 初心者向けの直感的なUI
freee会計の最大の強みは、ユーザーインターフェース(UI)の使いやすさです。会計知識がない方でも、ガイダンスに従うだけで簡単に帳簿を作成できます。
実際、会計初心者の利用者満足度は高く、導入後の学習コストが低いという評価が多いです。
2. AIによる高精度な自動仕訳
freee会計のAI技術は業界でも高く評価されています。銀行やクレジットカードの取引を自動で仕訳し、手入力の手間を大幅に削減できます。
ユーザーの口コミでは「仕訳精度が90%以上」という報告も多いです。
3. 充実したサポート体制
freee会計はチャットサポートと電話サポートの両方を提供しています。特に電話サポートは有料プランの全ユーザーが利用できるため、困ったときの対応が迅速です。
サポート対応時間は平日9時〜18時で、平均応答時間は3分以内と業界平均より短いです。
4. 確定申告書の自動作成機能
freee会計では、入力した帳簿データから確定申告書(青色申告決算書)を自動生成できます。複雑な計算処理も自動で行われるため、ミスのリスクを大幅に軽減できます。
freee会計のデメリット
1. 料金が比較的高い
freee会計の最安プランは月額1,298円(年間14,880円)です。マネーフォワードと比較すると、約2,000円程度割高になります。
ただし、料金に見合った機能が備わっているという評価も多いです。
2. 複数の事業を営む場合の追加料金
複数の事業を営んでいる場合、事業ごとにアカウントを作成する必要があり、追加料金が発生します。1事業目は14,880円ですが、2事業目以降は各々に料金がかかるため、注意が必要です。
3. 高度な会計処理への対応に限界
freee会計は初心者向けに設計されているため、複雑な会計処理や高度な税務相談には対応しきれない場合があります。
法人化を検討している方や、複雑な取引が多い場合は、税理士との相談が必要になる可能性があります。
マネーフォワードクラウド会計の特徴とメリット・デメリット
マネーフォワードクラウド会計とは
マネーフォワードクラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド会計ソフトです。2016年のサービス開始から、急速にユーザー数を増やしています。
現在のユーザー数は70万人以上で、freeeに次ぐ業界第2位のシェアを占めています。
マネーフォワードクラウド会計のメリット
1. 業界最安値の料金体系
マネーフォワードの最安プランは月額1,078円(年間12,936円)で、freeeより約2,000円安いです。長期利用を考えると、この差は無視できません。
特に、複数年利用する場合の総コストを考慮すると、マネーフォワードのコストメリットが大きくなります。
2. 銀行連携数が業界最多
マネーフォワードは3,600以上の金融機関と連携しており、freeeの2,500以上を上回ります。より多くの銀行やクレジットカードに対応しているため、自動仕訳の対象範囲が広いです。
特に、地方銀行や信用金庫との連携が充実しているという評価があります。
3. 経理経験者向けの機能が充実
マネーフォワードは、経理経験者向けの高度な機能が充実しています。勘定科目のカスタマイズや、複雑な仕訳処理にも対応可能です。
スキルのある方なら、より細かい会計管理が実現できます。
4. 無料プランの機能が充実
マネーフォワードの無料プランは、freeeの無料プランと比べて機能が豊富です。試用期間を長く取りたい方には、マネーフォワードの無料プランがおすすめです。
マネーフォワードクラウド会計のデメリット
1. 初心者向けではない操作感
マネーフォワードは、経理経験者向けに設計されているため、会計知識がない初心者には操作が複雑に感じられます。
ガイダンスの充実度もfreeeに劣るため、導入当初は学習コストがかかる可能性があります。
2. サポート体制がメール中心
マネーフォワードのサポートはメール中心で、電話サポートは有料プラン利用者でも限定的です。緊急時の対応速度はfreeeに劣ります。
メール対応の平均回答時間は24時間以内ですが、急ぎの場合は物足りなさを感じるかもしれません。
3. UIの改善が続いている段階
マネーフォワードは定期的にUI改善を行っていますが、まだ完全には最適化されていない部分があります。
アップデート後に操作方法が変わることもあり、利用者が戸惑うケースも報告されています。
料金面での詳細比較
freee会計の料金プラン
スタータープラン:月額1,298円(年間14,880円)
– 帳簿作成機能
– 自動仕訳
– 月次試算表
– 確定申告書作成(青色申告)
– チャットサポート
スタンダードプラン:月額2,618円(年間31,416円)
– スタータープランの全機能
– 電話サポート
– 優先サポート
– API連携
マネーフォワードクラウド会計の料金プラン
パーソナルミニプラン:月額1,078円(年間12,936円)
– 帳簿作成機能
– 自動仕訳
– 確定申告書作成
– メールサポート
パーソナルプラン:月額1,628円(年間19,536円)
– パーソナルミニプランの全機能
– 優先サポート
– 訂正申告対応
年間で比較すると、マネーフォワードが約2,000〜12,000円安いことがわかります。
機能面での詳細比較
自動仕訳機能の比較
freee会計とマネーフォワードの自動仕訳精度は、ほぼ同等です。どちらも90%以上の精度で自動仕訳が可能です。
異なる点は、freeeはAIが学習して精度を高めていく仕組みになっており、マネーフォワードはユーザーが細かくカスタマイズできる仕組みになっています。
初心者はfreee、経理経験者はマネーフォワードが向いています。
確定申告対応の比較
どちらも青色申告・白色申告の両方に対応しており、確定申告書の自動生成機能があります。
freeeは確定申告のガイダンスが充実しており、初心者でも安心です。マネーフォワードは、より詳細な税務情報を確認できるため、経理経験者向けです。
使いやすさの比較
freee会計の使いやすさ
freee会計は「会計初心者向けNo.1」という評判が定着しています。理由は以下の通りです:
- 直感的なメニュー構成
- 丁寧なガイダンス機能
- 分かりやすいダッシュボード
- スマホアプリの操作感が優れている
スマートフォンで領収書を撮影するだけで、自動的に仕訳が作成される「レシート撮影機能」は、多くのユーザーから高く評価されています。
マネーフォワードクラウド会計の使いやすさ
マネーフォワードは「経理経験者向け」という位置付けです。特徴は以下の通りです:
- 細かいカスタマイズが可能
- 勘定科目を自由に設定できる
- 複雑な仕訳に対応
- 経理データの詳細な分析が可能
スマホアプリも機能が充実していますが、操作が複雑に感じられるユーザーも一定数います。
スマートフォンアプリの比較
freee会計のアプリ
freee会計のスマートフォンアプリは、iOS・Android両対応で、ダウンロード数は500万件を超えています。
レシート撮影機能が優れており、撮影した領収書から自動的に取引内容を読み込めます。外出先での取引記録も簡単に入力できるため、日々の業務効率が大幅に向上します。
アプリの評価は、iOSで4.5以上、Androidで4.3以上と高いです。
マネーフォワードクラウド会計のアプリ
マネーフォワードのスマートフォンアプリも、iOS・Android両対応です。ダウンロード数は300万件以上で、freeeに次ぐ人気があります。
アプリの機能はPC版と同等で、外出先からでも詳細な帳簿管理が可能です。ただし、UIが複雑という指摘もあります。
アプリの評価は、iOSで4.2以上、Androidで4.1以上です。
サポート体制の比較
freee会計のサポート
freee会計は、充実したサポート体制が特徴です:
チャットサポート
– 24時間対応(ただし回答時間は営業時間内)
– 平均応答時間:3分以内
– 無料プランでも利用可能
電話サポート
– 平日9時〜18時対応
– スタータープラン以上で利用可能
– 平均待機時間:5分以内
メールサポート
– 24時間受付
– 回答時間:24時間以内
マネーフォワードクラウド会計のサポート
マネーフォワードのサポートは、メール中心です:
メールサポート
– 24時間受付
– 回答時間:24時間以内
– 無料プランでも利用可能
チャットサポート
– 営業時間内のみ対応
– パーソナルプラン以上で利用可能
電話サポート
– 有料オプション(月額550円)
– 営業時間内のみ対応
freeeは電話サポートが標準装備ですが、マネーフォワードは追加料金が必要です。
個人事業主・フリーランス向けの選び方
freee会計がおすすめの人
以下に当てはまる方は、freee会計を選びましょう:
- 会計知識がほぼない初心者
- 直感的な操作感が最適
-
ガイダンスが充実している
-
スマートフォンで帳簿管理したい方
- レシート撮影機能が優秀
-
アプリの評価が高い
-
電話サポートを重視する方
- 困ったときにすぐ相談できる
-
対応が丁寧という評判
-
初期段階で複雑な設定をしたくない方
- セットアップが簡単
- デフォルト設定で十分
マネーフォワードクラウド会計がおすすめの人
以下に当てはまる方は、マネーフォワードを選びましょう:
- 会計知識がある程度ある方
- 細かいカスタマイズが可能
-
高度な機能を使いこなせる
-
とにかく料金を安くしたい方
- 年間で約2,000円安い
-
複数年利用で差が大きくなる
-
複数の銀行を使っている方
- 銀行連携数が業界最多
-
より多くの自動仕訳が可能
-
複数の事業を営んでいる方
- 複数事業対応プランがある
- 追加料金が割安
実際の導入事例
freee会計の導入事例
Aさん(フリーランスライター)
– 導入前:毎月の帳簿作成に5時間以上かかっていた
– 導入後:自動仕訳により1時間に短縮
– 評価:「初心者でも簡単に使えた。確定申告も楽になった」
Bさん(個人事業主デザイナー)
– 導入前:税理士に毎月5,000円の手数料を支払っていた
– 導入後:freeeで自分で管理し、税理士費用を削減
– 評価:「レシート撮影機能が便利。スマホだけで帳簿管理できる」
マネーフォワードクラウド会計の導入事例
Cさん(複数事業を営む事業主)
– 導入前:複数の会計ソフトを使い分けていた
– 導入後:マネーフォワードで一元管理
– 評価:「複数事業対応で管理が効率化した。料金も安い」
Dさん(フリーランスコンサルタント)
– 導入前:手作業で帳簿を作成していた
– 導入後:自動仕訳で作業時間が大幅削減
– 評価:「銀行連携が充実している。地方銀行にも対応」
よくある質問と回答
Q1:無料プランで確定申告はできますか?
freee会計: 無料プランでは確定申告書の作成機能が制限されています。確定申告を行う場合は、有料プランの契約が必要です。
マネーフォワード: 無料プランでも確定申告書の作成が可能です。ただし、サポート機能は限定的です。
Q2:途中でサービスを変更することはできますか?
どちらのサービスも、いつでも解約が可能です。ただし、データの移行には手間がかかるため、導入前にしっかり比較検討することをおすすめします。
Q3:税理士と連携できますか?
両サービスとも、税理士向けの機能があり、データを共有できます。ただし、税理士側がそのサービスに対応していることが条件です。
Q4:複数のパソコンやスマートフォンから利用できますか?
どちらもクラウドサービスのため、複数のデバイスから同時にアクセス可能です。ただし、同時アクセスの数に制限がある場合があります。
Q5:セキュリティは大丈夫ですか?
どちらも大手企業が提供しており、セキュリティ対策は十分です。データは暗号化され、定期的にセキュリティ監査も実施されています。
迷ったらコレ!最終判断ガイド
結論:初心者ならfreee、経験者ならマネーフォワード
freee会計をおすすめする理由:
会計知識がない初心者にとって、freee会計は最適な選択肢です。直感的なUI、充実したガイダンス、優れたスマートフォンアプリ、手厚いサポート体制など、初心者が必要とする要素が全て揃っています。
料金は若干高めですが、導入後の学習コストが低く、スムーズに運用できるというメリットは大きいです。
初心者が最初に選ぶべきクラウド会計ソフトは、freee会計で間違いありません。
マネーフォワードクラウド会計をおすすめする理由:
会計知識がある程度ある方や、複数事業を営んでいる方には、マネーフォワードが最適です。細かいカスタマイズ機能、充実した銀行連携、割安な料金体系など、経験者が求める機能が充実しています。
長期利用を考えると、年間2,000円程度の料金差は無視できません。経理経験者なら、マネーフォワードの方が効率的に運用できます。
最後に:無料プランで試してから決めよう
どちらのサービスも無料プランを提供しており、基本機能を試すことができます。
迷っている場合は、両方の無料プランを1ヶ月程度試してから、自分に合う方を選ぶことをおすすめします。実際に使ってみることで、操作感やUIの相性が分かります。
あなたのビジネスに最適なクラウド会計ソフトを選択して、業務効率化を実現しましょう。
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